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コラム

1904年

『風俗画報』に、ビールを飲む軍人の挿絵

1904(明治37)年、日露戦争が起こると、宿舎や戦場の酒保でビールが盛んに飲まれるようになった。『風俗画報』第284号(1904年2月)の「宿舎に於て饗応するの図」では、若い軍人たちがビールびんを何本も供えた膳を囲み、にぎやかに宴会をしている様子を伝えている。また、日露戦争の凱旋祝いの園遊会では、わざわざ軍人のために会場にビール店が設けられ、それがうけて大いににぎわったと伝えられている。
「宿舎に於て饗応するの図」

「宿舎に於て饗応するの図」(『復刻版 風俗画報』第284号 1904年2月刊/国書刊行会)


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