1953(昭和28)年、ビールを持ち運ぶためのアイディア商品として「ビール・ハンガー」を紹介する記事が新聞に掲載された。
この「ハンガー」、見た目は鋼鉄製のカゴのような形で、1本ずつの間仕切りがされ、全部で6本を入れることができるというもの。コカ・コーラの携帯用袋をヒントに「発明」されたものともいわれ、お盆などに載せて運ぶのに比べてこぼす心配が少なく、この「ハンガー」にビールを入れたまま、井戸の口からつるして冷やせるというのがセールスポイントだったようだ。
ビールびん用のハンガー(『読売新聞』1953年8月11日付)